...建てつけの悪るい障子が磨(す)りへらされた溝ときしり合って...
有島武郎 「星座」
...ブレーキのきしりとともに...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...自転車のきしりにさえ胸やぶれる思い...
太宰治 「HUMAN LOST」
...赤い日影が時計台を染めて賄所(まかないしょ)の井戸が威勢よくきしり始めるのであった...
寺田寅彦 「花物語」
...軛(くびき)きしりて綱縺(もつ)る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その力爭に二勇士の背中はげしくきしり合ひ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...つらきあらしを譬ふれば陰府(よみ)なる門(かど)のきしりかも脆き...
土井晩翠 「天地有情」
...性格はきしり揺らいでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ぎいぎいときしりながら...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...唯々(たゞ/\)ころぼそく成(な)りますとて身(み)をちゞめて引退(ひきしりぞ)くに...
一葉女史 「ゆく雲」
...静々と車はきしり出す...
宮本百合子 「悲しめる心」
...「しじゅう車井戸のきしりを聞き慣れている者と同じことさ」といった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...白い細かな砂をきしりつゝ...
柳田國男 「ひじりの家」
...旗本の人びとも追躡(ついじょう)する敵を撃退しつつ浜松城下までひきしりぞいた...
山本周五郎 「死處」
...兵を収めてついに引退(ひきしりぞ)いた...
吉川英治 「三国志」
...済北まで引きしりぞいた...
吉川英治 「三国志」
...曹洪はかなわじとばかり引きしりぞく...
吉川英治 「三国志」
...引退(ひきしりぞ)く...
吉川英治 「私本太平記」
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