...すっかり着こむと...
池谷信三郎 「橋」
...「君は何時でも背廣ばかり着てゐるが...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...それと殆ど同じ方面に二萬町歩ばかり着手中のがあつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...地味な着物ばかり着ていた京子(きょうこ)が...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...「すつかり着物を着換へて改まつて来たんですね...
鈴木三重吉 「桑の実」
...毛布の切れを年下の方にすっかり着せてやった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その向(むこう)より駒下駄(こまげた)に褞袍(どてら)の裾も長々と地(ち)に曳(ひ)くばかり着流して...
永井荷風 「江戸芸術論」
...胴ばかり着けて莚(むしろ)の上で勝負をながめていた若い者の頭分(かしらぶん)らしいのが出て来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうして君のおくさんは日本服ばかり着ているのだというから...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...まだ服をすっかり着てはいなかったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...船のおもだった者が十人ばかり着船の挨拶に出かけるということで...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...そればかり着ているレースのついた洒落れたアフタヌンにおさまり...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...あの忠實な正直な根にしつかり着いてゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...体ばっかり着ぶくれて黄色な日差しの中でマジマジと物を見つめて居る様子を考えて見ると我ながらうんざりする...
宮本百合子 「秋毛」
...夜の仕度にすっかり着物のしわなどもなおしてあげて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...待合室の表に人力車が二台ばかり着いて人が降りるらしい物音や人声...
三好十郎 「おスミの持参金」
...――老人はすっかり着古してすり切れてしまった羅紗(らしゃ)の外套(がいとう)をひきかけ...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...すっかり着(つ)けおわるまで...
吉川英治 「新書太閤記」
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