...――こんな葛藤(かっとう)が一週間に何度もある...
芥川龍之介 「葱」
...外界に対してなお閑葛藤(かんかっとう)を繋(つな)いでいるようなお前に対しては...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...本能的生活の葛藤(かっとう)にあっては...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...しかしその巧妙な律動的なモンタージュによって観衆の心の中の奥底には一つの葛藤(かっとう)がだんだん発展し高調されて行くのである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...後からじきに些細(ささい)な葛藤(かっとう)が起きる...
徳田秋声 「新世帯」
...この土地へ来てからはあの葛藤(かっとう)も自然忘れているのだったが...
徳田秋声 「縮図」
...クリストフと葛藤(かっとう)を結ぶまいと用心していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...作曲家と実演者との葛藤(かっとう)の話は噂(うわさ)の種とならざるを得なかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いささか気勢を添へんものと或日風葉(ふうよう)葵山(きざん)活東(かっとう)の諸子と共に...
永井荷風 「書かでもの記」
...倒逆の葛藤(かっとう)を免るることはできません...
中里介山 「大菩薩峠」
...人事葛藤(じんじかっとう)の詮議立(せんぎだ)てをしては俗になる...
夏目漱石 「草枕」
...六条の御息所(みやすどころ)と先夫人の葛藤(かっとう)が源氏を懲りさせたともいえることであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...厭(いと)うべき葛藤(かっとう)を生ずることを免れなかったかも知れぬが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...よく反目や葛藤(かっとう)が生れるからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もう葛藤(かっとう)をいれない空間があるので...
吉川英治 「江戸三国志」
...蜀呉の葛藤(かっとう)も...
吉川英治 「三国志」
...幾多の葛藤(かっとう)を因果した...
吉川英治 「随筆 新平家」
...自分のほうから事件の葛藤(かっとう)を好んでいるように見えるので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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