...あるいは一つのかたまりにするのはもとより何も珍らしい事ではないが...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...「青竜王はここにいるぞッ」と格闘の塊(かたまり)の中から思いがけない声が聞えた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...手術室などがひとかたまりになった別棟(べつむね)の建物があったのである...
海野十三 「金属人間」
...ランチに大きなコンクリートのかたまりをたくさんつんで...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...中でも幾組かの朝鮮人の家族が一とかたまりになっていたのは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...湯のあたゝかさで少しは憂欝のかたまりがやはらいだやうである...
種田山頭火 「其中日記」
...そこに住んでゐる人達が漠然と一かたまりになつて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...鉱物質はかたまりつづけるし...
豊島与志雄 「椎の木」
...幾組かのかたまりになってそれぞれの持ち場へ散っていった...
永井隆 「長崎の鐘」
...今にも爆発しそうな苦しい塊(かたまり)が...
夏目漱石 「行人」
...ちゃんと詫間にわかりますんです」詫間がうまい手つきで焼けた鉄板へ捏粉のかたまりを投げつけた...
久生十蘭 「だいこん」
...これは灰のかたまりとか...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「灰だらけ姫」
...脂肪のかたまりで丸くなっている背中は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...谷地(やち)で(湿地で葦のような草の根のかたまりだけがとびとびにかたまって谷地坊主と云われて居...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...見る見る胸の悪い塊(かたまり)になりおるな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ひとかたまり毛の生えた...
山本周五郎 「やぶからし」
...幾ところからもせり出した染物屋の物干の高い大きな布のかたまり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...喚(わめ)き合う真ッ黒なかたまりとかたまりを照らしながら...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
