...時々かすかな音のするのは...
芥川龍之介 「偸盗」
...毛虫は薄いトタン屋根の上にかすかな音を立てたと思うと...
芥川龍之介 「手紙」
...たぶりと云うかすかな音が聞えた...
芥川龍之介 「尾生の信」
...かすかな音ばかりになった...
有島武郎 「星座」
...壁スイッチが押されるとジジジーというかすかな音がして...
海野十三 「地球盗難」
...わすれられたざくろが一つ(改作再録)・笹原の笹の葉のちらつく雪・雪ふりつもる水仙のほのかにも・かすかな音がつめたいかたすみ・茶の木の雪のおのがすがた・投げだしてこのからだの日向・どうすることもできない矛盾を風が吹く・つい嘘をいつてしまつて寒いぬかるみ三月十四日まつたく春だ...
種田山頭火 「其中日記」
...べんと箱」すうっとかすかな音をさせていきを吸(す)い...
壺井栄 「二十四の瞳」
...あちこちの家の戸口にかすかな音……それから人の足音……そんなのが聞こえるようです...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...かすかな音をたてて足の下にしなっていった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...キーイとかすかな音を立てて...
新美南吉 「疣」
...腰かけがキーイとかすかな音をたてて...
新美南吉 「いぼ」
...天窓の上にかすかな音がしました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...さういふかすかな音がたえず頭の上でしてゐる...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...またかすかな音も聞きとることができる...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
...そしてまったくその振子の音の間から遠くの遠くの野原のはてからかすかなかすかな音楽が糸のやうに流れて来るのでした...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...かすかな音のするのを喜んだりしていた...
柳田国男 「母の手毬歌」
...眠つている間にもどんなかすかな音でも聞きつけ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...またかすかな音が外でする...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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