...そびゆる山は英傑の跡を弔ふ墓標(はかじるし)...
石川啄木 「雲は天才である」
...逼塞(ひつそく)した息はお腹(なか)の上へ墓標(はかじるし)をたてようとする...
大手拓次 「藍色の蟇」
...何に由来しておるのでしょう? 材木をかじる...
高神覚昇 「般若心経講義」
...縁についた食べ物を猫が少しずつかじる度に...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...密航船の荷倉で人参をかじる図なども純粋に挿画的である...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...色々見せてもらったものの中で面白かったものの一つは「鉛をかじる虫」であった...
寺田寅彦 「鉛をかじる虫」
...餅をかじるような入歯をこしらえなければならないように...
寺田寅彦 「鑢屑」
...立木のしんをかじる鉄砲虫の幼虫のことは私も知っている...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...あすは鴉(からす)がかッかじるべえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...髷と額をかっかじる...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして天から落ちて来る星の破片(かけ)を墓標(はかじるし)に置いて下さい...
夏目漱石 「夢十夜」
...待ってかじるんでしょう」「アザラシじゃないか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...鼠も昔より国に盗賊家に鼠と嫌われ、清少納言も、穢(きた)なげなる物、鼠の住家(すみか)、つとめて手晩(おそ)く洗う人、『尤(もっとも)の草子(そうし)』に悪(にく)き者、物をかじる鼠、花を散らす鳥と言った...
南方熊楠 「十二支考」
...葱のような烈しい匂いの植物をかじるくらいであるから...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...テーブルの下で骨をがりがりかじる音を我慢してきいてはいられないという人々を見たことがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ああ黄金(きん)のほそいいとにひかつて秋のこころが ふりそそぎますさとうきびの一片をかじるきたない子が築地(ついぢ)からひよつくりとびだすのもうつくしい...
八木重吉 「秋の瞳」
...朝は起きぬけにコーヒーを飲みパンを少しかじるだけで...
柳田国男 「母の手毬歌」
...鼠がストーヴのかげで鵞ペンをかじる...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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