...おずおずと立ちもやらずにそこにかしこまっていた...
有島武郎 「或る女」
...多遅摩毛理(たじまもり)はかしこまって...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...はじめは膝小僧をそろえて窮屈そうにかしこまっていたこの連中も...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...あれが吾輩の傍にいた証拠だ」三造は膝(ひざ)を直してかしこまっていた...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...おざしきのそとのいたじきにかしこまってへいふくいたしますと...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...如何にも神妙にかしこまって黙って首を垂れたまま...
豊島与志雄 「或る素描」
...また御念入りにかしこまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれも窮屈にズボンのままかしこまって...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...左右にかしこまっておかわりをまっていると...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...心の中ではヤレヤレ野郎また何か仕出かしやがったなと店先にちょこなんとかしこまっている次郎吉のほうをチラチラ情なく見やりながら...
正岡容 「小説 圓朝」
...帝がかしこまっておいでになると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かしこまってお酌をした...
夢野久作 「斬られたさに」
...フロックコートの笠支配人はかなりの緊張した態度でイビツになった籐椅子の上にかしこまっている...
夢野久作 「二重心臓」
...やおらモーニングの巨体を起して眼の前の安楽椅子に旅行服のままかしこまっている弱々しい禿頭(とくとう)の老人の眼の前にその号外を突付けた...
夢野久作 「人間レコード」
...糜竺はかしこまって...
吉川英治 「三国志」
...魏延はかしこまって...
吉川英治 「三国志」
...何用があってきたのか」「はい」竹童はかしこまって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...薬湯(くすり)のにおいの中に寂(しん)としてかしこまっている侍女(かしずき)のものに訊くのが例であった...
吉川英治 「親鸞」
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