...底には小量の泥がかさかさに乾いている...
梅崎春生 「魚の餌」
...そのかさかさした葉でほほ笑み...
薄田泣菫 「独楽園」
...そうして白絹の上をかさかさと小さい音をたてて歩き廻り...
太宰治 「父」
...櫟の葉はもう緑が褪(あ)せて風がある日にはかさかさと云う音をさしていた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...一面に散り敷く落葉の上をかさかさ音を立てながら行った...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...・草のそのまま枯れてゐるそのまま枯れて草の蔓(ツル)・楢の葉の枯れてかさかさ鳴つてゐる・燃えてあたたかな灰となつてゆく・食べるもの食べつくし何を考へるでもない冬夜・いたづらに寒うしてよごれた手・冬日まぶしく飯をたべない顔で・落葉ひよろ/\あるいてゆくひよろ/\あるけばぬかるみとなり落葉する・落葉して夕空の柚子のありどころ(再録)一月十九日雪もよひ...
種田山頭火 「其中日記」
...笹村はかさかさと北風に鳴るその音を耳にしながら...
徳田秋声 「黴」
...まだかさかさやっています...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...じぶんの手はかさかさして...
新美南吉 「川」
...かさかさに乾いたのが張りつけてある...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...その時かさかさと落ち葉を踏んで歩く人の足音が聞こえて来た...
北條民雄 「いのちの初夜」
...かさかさ草の中を潜っていた子供の顔は人馴れぬ獣のように疑い深い眼つきで一様に私を仰ぎ見た...
水上滝太郎 「山の手の子」
...そしてかさかさに乾いていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...かさかさと乾いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...白くなってかさかさに乾いた唇が捲(まく)れあがってるんだ...
山本周五郎 「陽気な客」
...降り込む氷雨のかさかさ鳴る音を聞きながら...
横光利一 「夜の靴」
...禰衡は、かさかさと、枯葉のように笑って、「ははあ、そんなにおりましたかな...
吉川英治 「三国志」
...かさかさな焼野原」「兄者(あにじゃ)...
吉川英治 「私本太平記」
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