...指先にかさかさしたものが触った...
海野十三 「地球発狂事件」
...かさかさと蟲のもがく足音がしてゐた...
太宰治 「思ひ出」
...そうして白絹の上をかさかさと小さい音をたてて歩き廻り...
太宰治 「父」
...・草のそのまま枯れてゐるそのまま枯れて草の蔓(ツル)・楢の葉の枯れてかさかさ鳴つてゐる・燃えてあたたかな灰となつてゆく・食べるもの食べつくし何を考へるでもない冬夜・いたづらに寒うしてよごれた手・冬日まぶしく飯をたべない顔で・落葉ひよろ/\あるいてゆくひよろ/\あるけばぬかるみとなり落葉する・落葉して夕空の柚子のありどころ(再録)一月十九日雪もよひ...
種田山頭火 「其中日記」
...かさかさに枯れた刺のある例の倒れ木がある...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...まるで顔がかさかさに乾(ひ)あがって木になって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...顔も手もかさかさしているのが...
徳田秋声 「足迹」
...かさかさした間に合わせの普請(ふしん)で...
徳田秋声 「縮図」
...かさかさ音がします...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...もう皮膚がかさかさになっていた...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...彼はかわききったかさかさの唇(くちびる)に接吻(せっぷん)し...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...油気の失せた髪がかさかさに乱れて...
豊島与志雄 「二つの途」
...かさかさに幾条(いくすじ)となくこびりついて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...かさかさに乾いている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...その時かさかさと落ち葉を踏んで歩く人の足音が聞こえて来た...
北條民雄 「いのちの初夜」
...曇天でかさかさして美しくなかった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...ひふがかさかさしてあぶら気を失うているからだ...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...その蒲葵の葉がかさかさと南国らしい音を立てた...
柳田国男 「故郷七十年」
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