...お重に鋏(はさみ)を借りて縁に投げ出した足の爪を自ら剪(き)ったりした...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...だいぶおけがもお重いらしい...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...まずあなたからもっとお重ねにならなければ...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...「お重さんによく馴(な)づいておりますから」と嫂は答えていた...
夏目漱石 「行人」
...――綺麗(きれい)ねこの花は何というんでしょう」「お重しかし...
夏目漱石 「行人」
...お重は兄を筋違(すじか)いに見た...
夏目漱石 「行人」
...けれども黙っていたお重には...
夏目漱石 「行人」
...その態度がお重には見せびらかしの面当(つらあて)のように聞えた...
夏目漱石 「行人」
...「お重が心持が悪いなんて...
夏目漱石 「行人」
...お重は案外なようなまた予期していたような表情を眉間(みけん)にあつめて...
夏目漱石 「行人」
...お重も来(き)、母も来る中に、嫂だけは、ついに一度も自分の室(へや)の火鉢(ひばち)に手を翳(かざ)さなかった...
夏目漱石 「行人」
...お重は果して後(あと)から随(つ)いて来た...
夏目漱石 「行人」
...お重は厭(いや)な顔をした...
夏目漱石 「行人」
...お重も団扇を縁側へ投げ出しておとなしく食卓に着いた...
夏目漱石 「行人」
...「馬鹿だなお前は」「馬鹿でもいいわよ」お重は六月二日の出来事を母や嫂(あによめ)に向ってべらべら喋舌(しゃべ)り出した...
夏目漱石 「行人」
...お重箱の中には一面に埃(ほこり)が付いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ともかくも御身(おんみ)の意見に任すべしと諾(うべな)われなお重井にして当地に来りなば...
福田英子 「妾の半生涯」
...弟子たちの家からも祝いのお重や広蓋(ひろぶた)がたくさん届いている...
山本周五郎 「寒橋」
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