...お客樣が見えまして旦那さまにお目にかゝりたいとおつしやいます...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...まああたりまえのお客さまですわね...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...五十年間お客にお燗をつけてやったと自慢して居ました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...(×印から)宿の娘――おばあさんの孫娘がお客の鮮人...
種田山頭火 「行乞記」
...夏から紅葉にかけてはお客で忙しくって...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...諸国のお客様の定宿(じょうやど)の多い馬喰町の通りであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...雲助はこの拾い物のお客をおろすと...
中里介山 「大菩薩峠」
...お客が歸つたら内輪の者だけで呑み直すからもう少し寢ずに待つてゐるやうにといふ主人の言葉を持つて來た」「それから」「小半刻も經つた時分――金龍山の鐘が子刻(こゝのつ)(十二時)を打つた時...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今日はお客様があるのだから...
橋本五郎 「地図にない街」
...三時半になるとお客さんが見えるがそれまで用がないので...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...三カ日のうちにお客の的(あて)がまだ一人もないんだもの...
広津柳浪 「今戸心中」
...何だいごんごとは」ほかのお客に障らないよう小さい声で圓朝が訊ねた...
正岡容 「小説 圓朝」
...杉山 お客は取らずか?沢子 えゝ――...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...お客を通す八畳の間が両側に二つずつ並んでいてそのはずれの処と便所との間が...
森鴎外 「心中」
...お客まで取らせていたというんだから呆れたね...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...若いお客と差しでシンミリした事があるんだね」愛子の顔色が見る見る真青になった...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...その画にも倦(う)んだらしく、武蔵が筆を洗い出したので、もういっぺん頼んでみようかと、城太郎が唇を舐(な)めてなにかいいかけると、飛石を拾って来る木履(ぼくり)の音がして、「お客さま...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ちょっと挨拶に出てもらいたいが」「どなたか……お客間に?」「先刻(さっき)から通って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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