...「六年間只奉公(ただぼうこう)してあげくの果(は)てに痛くもない腹を探られたのは全くお初(は)つだよ...
有島武郎 「親子」
...お初さん」これもおなじく笑ひながら「ハアさうですとも...
田澤稲舟 「五大堂」
...お初はモウスッカリ...
徳永直 「眼」
...三 ラフィット銀行への預金額けれども彼はなお初めのほどと同じように質朴だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...奧方のお使ひでやつて來たお初さんは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...腕の立った忠義者のお初ですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――尤もそれは子供のうちのことで、この三四年は、隱居の娘のお初、――宜い娘でせう」「ウーム」平次もそれは承認しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宗吉はお初の心持さへ聽けばそれで充分だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さっさと行きねえ――」お初は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...邪魔をせずともいいだろうに――こんちくしょう!」お初はもがいている...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この女白浪のお初が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ほとんど、真の闇の、山ノ宿裏道の真夜中――人ッ子一人通るはずがないのだが、その時、思いがけなく、駆けゆくお初の行手から、二人づれの、黒い影――「何じゃ! 夜陰に?」と、武家言葉が、とがめるのを、お初、「おたすけ下さいまし、いま、あとから乱暴者が――」「なに、乱暴者?」と、一人が、透かして見て、「おお、なるほど――」雪之丞、とんだ邪魔がはいったと、ハッとしたが、お初を、どうしても、このままには逃せないのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...――おや――と、聴き耳を立てて、法印、口に出して、独りごと――――あの、軽業お初女郎、勝気な奴だが、さすがに、ろくろく寝つけねえと見えるなあ――だが、俺も、この庵室(てら)ずまいをしはじめてから、かどわかされの女の子を預かる内職をはじめて、かなりああいう代物(しろもの)を手がけたが、あいつのように根性骨の突っ張った奴は、逢ったことがねえぜ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...お初つぁん」法印は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...毒酒じゃああるまいね?」お初は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...――ねえ、お初、お前は、出来るだけ手ッ取り早く、仕返しをして、さっぱりした気持になんな...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「ねえ、雪さん!」甲高(かんだか)な、お初の声が、鐘楼の、蔭の闇太郎の耳まで筒抜けにひびいて来る...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...お初には何んとしても承知が出来ないのだ...
矢田津世子 「神楽坂」
便利!手書き漢字入力検索
