...「テムペスト」をお伽噺に書直しさうである...
芥川龍之介 「小説の戯曲化」
...お伽噺(とぎばなし)の外には何にも読まない小学校の児供(こども)ですらが『金色夜叉』の名だけは知っておる...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...いかにお伽噺は絵空事(ゑそらごと)ときまつてゐるとは言へ...
太宰治 「お伽草紙」
...日本のお伽噺(とぎばなし)よりも...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...ちょっとお伽噺(とぎばなし)の挿絵(さしえ)じみた家であった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どうやらお伽噺に出てくる鶏足の百姓小舎に似ている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...桃太郎や猿蟹合戦のお伽噺(とぎばなし)でさえ危険思想宣伝の種にする先生方の手にかかれば老子はもちろん孔子でも孟子でも釈尊でもマホメットでもどのような風に解釈されどのような道具に使われるかそれは分からない...
寺田寅彦 「変った話」
...お伽噺の中の妖精国のように不思議な幻像に満たされているように思われるらしい...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...つまり「都市対農村」のお伽噺しによって...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...お伽噺(とぎばなし)で聞いたように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今私はお伽噺の中に住んでるんだわ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...姉が嫁入したときのことも僕には何だかお伽噺のやうにおもへる...
原民喜 「魔のひととき」
...それも今では「お伽噺」に変つてゐる...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...お伽噺の作家になつても空想することは出来ない...
牧野信一 「素書」
...岩を噛む波の色までお伽噺の中の人魚を洗う波かと見える...
横光利一 「旅愁」
...お伽噺(とぎばなし)めいたやり方で満足しているように見える...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...古い日本人にはお伽噺への傾向は顕著に存していた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...直ちに詩人の空想を刺激してお伽噺の世界を造り出した...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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