...彼等が自分の姿に震えおののく有様を興(きょう)がったこともあります...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...あわておののく手によって...
大阪圭吉 「坑鬼」
...おののく右手をつい先刻おろしておいたドアの掛金にそっとかけながら...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ふたりは樹木もおののくばかりの愛の言葉を言いかわした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...筆のおののくのを感じませんか...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日の兵馬の魂がぞっこんおののくを覚えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...たとえば私はこんな気持だ 束の間の睡りから目ざめて 睡る前となにか違っていることにおののく幼な子の瞳...
原民喜 「遥かな旅」
...何となく恐れおののくような様子――動作と話振りとにおけるかなりの神経質な熱情――落着きのない興奮した態度に...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...恐怖におののく女優に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...うっとりとしておののく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...「おらあぐずでまぬけで能なしだ」とさぶはおののく声で叫んだ...
山本周五郎 「さぶ」
...そこもとに罪をなすろうとしたのだ」おののくような声は低かったけれど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その容貌(かんばせ)の白さはおののく白芙蓉(びゃくふよう)の花そのままだった...
吉川英治 「三国志」
...呉城全体があやしく揺れおののくばかりだった...
吉川英治 「三国志」
...岩峭も揺れおののく――といったような幽玄哀切を描きながら...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ここにおりますから」おののく手で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お綱がおののく手に持ったのを見ると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...女の声が中でおののく...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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