...たとい(おくび)が葱臭(ねぎくさ)かろうが...
泉鏡花 「婦系図」
...臆病(おくびょう)な妓ですから...
泉鏡花 「婦系図」
...見かけに似合(にあ)わず臆病(おくびょう)だね...
海野十三 「金属人間」
...尻拭(しりぬぐい)組と一緒じゃ御免を蒙(こうむ)る」五艦隊司令長官「臆病(おくびょう)組というのも入れておいて貰いたいね...
海野十三 「諜報中継局」
...めしいのうえにせいらい至っておくびょうでござりまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...曖気(おくび)をした...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...その上彼女は天性臆病(おくびょう)ではなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...顎(おとがい)を動して込上げる沢庵漬のおくびを押えつけている...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...いわば臆病(おくびょう)の人がある...
新渡戸稲造 「自警録」
...ふだん臆病(おくびょう)そうに見える深谷が...
葉山嘉樹 「死屍を食う男」
...ある朝酒月が宿酔(ふつかよい)の(おくび)で咽喉を鳴らしながら噴水の傍を通りかかり...
久生十蘭 「魔都」
...「臆病(おくびょう)だなア...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...同じ商売の臆病(おくびょう)な連中が一週間かかってもかき集めることのできないくらいの魚を...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...それまでだ……と思って私は臆病(おくびょう)な探偵のようにこわごわその中に忍び込む私がガラス戸を押し開けるや否や...
堀辰雄 「鳥料理」
...小鳥までが臆病(おくびやう)に...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...おくびにも吐かなかった過去の秘密をいってしまったせいか...
吉川英治 「大岡越前」
...「おくびにも、そんな願意は、評定衆の中へなどは、申し出られん...
吉川英治 「私本太平記」
...もとよりおくびにもださずにいる...
吉川英治 「神州天馬侠」
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