...血色(けつしよく)の好(い)い頸元(えりもと)に伸(の)し掛(かゝ)ると向(むかう)は後退(あとすざり)もしない...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...いきなりえりもとをひッつかんでひきずり出し...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...宛然(さながら)襟下(えりもと)から冷水(ひやみづ)を浴(あ)びせられたやうに感(かん)じた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...襟元(えりもと)を掻(か)き合せ)おお...
太宰治 「春の枯葉」
...宣揚は手巾(はんけち)で襟元(えりもと)ににじみ出た汗を拭(ぬぐ)いながら...
田中貢太郎 「悪僧」
...女の体は衣服(きもの)を着た襟元(えりもと)が見えるばかりで...
田中貢太郎 「文妖伝」
...人知れず私の襟元(えりもと)へさし込んだものと見える...
谷崎潤一郎 「秘密」
...冷い頸元(えりもと)にそばえる軽い風に吹かれていると...
徳田秋声 「あらくれ」
...その度々に寒さはぞくぞく襟元(えりもと)へ浸(し)み入る...
永井荷風 「妾宅」
...綿衣(ぬのこ)の襟元(えりもと)に手拭(てぬぐい)をかけ白粉焼(おしろいや)けのした皺(しわ)の多い顔に一ぱいの日を受けて...
永井荷風 「すみだ川」
...其所(そこ)に御米(およね)の襟元(えりもと)から片頬(かたほゝ)が映(うつ)つてゐた...
夏目漱石 「門」
...薄寒い襟元(えりもと)をかき合せ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何だか領元(えりもと)からぞくぞくする程嬉しい...
二葉亭四迷 「平凡」
...豆小僧はえりもとから水をかけられたやうに...
宮原晃一郎 「豆小僧の冒険」
...髪や襟元(えりもと)を直していますと...
吉川英治 「江戸三国志」
...かれが掴んだのは女の黒髪と衿元(えりもと)で――まだ正気のあったらしいその女は...
吉川英治 「江戸三国志」
...若いくせにいつも襟元(えりもと)がうす汚い...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...まだここの傷口が痛んでな……」と頸首(えりもと)へ手を当てた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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