...そこで上辺(うわべ)はさも嬉しそうに...
芥川龍之介 「犬と笛」
...表面(うわべ)にますます容体を飾り...
泉鏡花 「活人形」
...うわべに落ち着きを見せなければならないと思いながら...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...うわべばかり飾り立てて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...うわべばかりの友だちから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...うわべを取繕おうとしなかった...
豊島与志雄 「反抗」
...江戸へ帰ったということだ」「そいつは表面(うわべ)のことなんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...上部(うわべ)はいかにも優しそうに見えて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...子供の時からの仲を表面(うわべ)だけ続けているといった方がよかったでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...うわべは屈託無げな様子で答えた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...善とはもとより言はれまじき素性の表面(うわべ)を温和につゝんでいざ一と働き...
一葉 「暗夜」
...唯(ただ)表面(うわべ)に程(ほど)よく受けて心の中には決して喜ばぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...橘 うわべを装っていても...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...それにはわたしの注意のうわべだけしか貸さないから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...水陸のけじめは表辺(うわべ)のみで...
柳田国男 「海上の道」
...女は大昔から男に対する必要上幾分誰も矯飾(きょうしょく)の性を養うて表面(うわべ)を装う事になっております...
与謝野晶子 「産屋物語」
...うわべは君子の如く装って内に悪逆を企(たくら)む不逞(ふてい)な人物...
吉川英治 「三国志」
...囚われたる上面(うわべ)を離れて人性の奥底の方向に帰ることを意味する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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