...うろうろこんな道を歩いてゆくとしたら? 二人で歩いていてさえあまりにさびしすぎるこんな道を――...
伊藤野枝 「転機」
...その辺(へん)をうろうろしていたよ」「やれやれ...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...あちこちとうろうろしたり...
大杉栄 「日本脱出記」
...まことの臆病者の丹三郎は、口ではあんな偉そうな事を言ったものの、蛸め、つづけ! と若殿に言われた時には、くらくらと眩暈(めまい)がして、こりゃもうどうしようと、うろうろしたが、式部が若殿をいさめてくれたので、ほっとして、真青な顔に奇妙な笑いを無理に浮べ、「ちえ、残念...
太宰治 「新釈諸国噺」
...めいめい書類のようなものを持ってうろうろしている...
谷譲次 「踊る地平線」
...広い墓地内をうろうろしてようよう探し当てたイブセンの墓は...
谷譲次 「踊る地平線」
...父はどうかしてもっとよく見ようとしているらしく生垣に沿うてうろうろしながら場所をあっちこっち取りかえたりしましたけれどもどうしても生け花が邪魔になるような位置にあるのでござります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...羊歯や灌木の間をうろうろと這い廻った...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...そして、他のことは何もかも忘れて、どうしたらよいかと、うろうろ、はらはら、本を読み直したり、試験管を振ったり、レントゲン写真をこまやかに読んだり、注射薬を選んだり……...
永井隆 「この子を残して」
...無提灯で暗(やみ)の中をうろうろ致していれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...宮内は手持ち無沙汰(ぶさた)になって、ただうろうろと、その辺を歩く外にすることがなかった...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...舗道をうろうろ歩いて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...しばらくうろうろして...
本庄陸男 「白い壁」
...うろうろしているととんでもねえことになりますぜ」五それから七日経って...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...ユウユウと云ふ流行唄(はやりうた)の二つの間投詞を取つて名づけた二匹の小犬が居て食卓の下で我我(われわれ)の足に突当り乍(なが)らうろうろする...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...叔母御がうろうろ泣くので...
吉川英治 「新書太閤記」
...蹌々踉々(そうそうろうろう)の足どりのまに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...右手(めて)の石段の上に四五人の男が迂路々々(うろうろ)している...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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