...桜島にいる私はたすかるのではないか?)うめくような気持で...
梅崎春生 「桜島」
...武器をもたせるように――」「武器――」と艇長はうめくようにいったが...
海野十三 「太平洋魔城」
...その男がうめくように一句詠(よ)むじゃないか...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...一生おぼえております」うめくような口調で...
太宰治 「黄金風景」
...頻(しき)りにうめく声がする...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...プルシアンブルーはうめく...
寺田寅彦 「二科狂想行進曲」
...しかも重量が勝っているため、砕けず、散らず、勢いが強まれば強まるほど、既に固体に近くなって、轟々の響音のみが、地心にとおるかとばかり、震いうめく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...八五郎は顎を長くしてうめくのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ゆき子の膝に両手をかけてうめくやうに...
林芙美子 「浮雲」
...私がワッと大声でうめくと...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...静けさのなかで聞こえるものはフェルトによって抑えられた受刑者のうめく声でした...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...これよりすぐれたものが描けようとは思われぬ」露月はふたたびうめくように呟やきました...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...うめくようにいう...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ジョウががっかりしてうめくと...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...うめくようにシミジミとしていた...
三好十郎 「肌の匂い」
...その内病人がうめくので驚いて見に行くのである...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...兎がわたしの犬の牙の間でうめくのを聞いても我慢ができない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...梅八に「たのむよ」というめくばせをして置いて奥へはいった...
山本周五郎 「新潮記」
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