...もうすさんだ事を...
芥川龍之介 「偸盗」
...向うがわはもうまっ赤(か)にもえ上るというすさまじさだったそうです...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...人のゐるやうすさへありません...
豊島与志雄 「シロ・クロ物語」
...薄淋(うすさび)しい心持(こゝろもち)もする...
永井荷風 「すみだ川」
...それは同じく胡笳の歌をえらぶよりは、山陽自身の詩によって試みた方が、よくうつるかも知れません――先生の『筑後河』をひとつ、その調で吟じてみます」といって田山白雲は、以前のとは全然、調子をかえた吟じ方で、文政の元(げん)、十一月われ筑水を下らんとして舟筏(しうばつ)をやとふ水流箭(や)の如く万雷ほゆ……田山白雲が、ようやく筑水の詩をうたいはじめた途端に、向うの方で、突拍子(とっぴょうし)もない声で、どんちゃ、どちどちどんちんかんみょうちゃがろくすんとうらい、みょうらいきうす、きうすさんでん、しんでんこんにゃか、ぶうくぶっくは、きくらい、きくらいきうす……これはもとより何の意味だかわからないが、清澄の茂太郎が近づいて来たことがわかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...井戸の中が餓死の人でいっぱいであった――なんというすさまじい饑饉の物語をよく聞かされた...
中里介山 「大菩薩峠」
...お醫者樣(ゐしやさま)でも草津(くさつ)の湯(ゆ)でもと薄淋(うすさび)しく笑(わら)つて居(ゐ)るに...
樋口一葉 「にごりえ」
...お医者様でも草津の湯でもと薄淋(うすさび)しく笑つてゐるに...
樋口一葉 「にごりえ」
...沖から眺めたよりもいっそうすさまじい岩島であった...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...むしろ奨励するようなようすさえ見えました...
久生十蘭 「ハムレット」
...人殺しだア」というすさまじい叫び声が...
久生十蘭 「魔都」
...近代的小説作家として技法的にも致命的な陳腐さ――(その手うすさと弱さと陳腐さかげんは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...眼をそむけたいといったふうなようすさえ感じられた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...七月になつても薄寒(うすさむ)を覚える様な気候である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...それは一そうすさまじいするどさをもって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...パキン! というすさまじい音と一しょに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...こういうすさまじい生活力に触れることは...
吉川英治 「随筆 新平家」
...こうすさまじく生き過ぎている人間の耳には...
吉川英治 「宮本武蔵」
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