...そも/\越後国は北方の陰地(いんち)なれども一国(いつこく)の内陰陽(いんやう)を前後(ぜんご)す...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...これも又家内の陰陽(いんやう)前後(ぜんご)して天理(てんり)に違(たが)ふゆゑ家の亡(ほろぶ)るもと也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...光陰如矢(こういんやのごとし)といったりするその早い月日をこのごろは気候の長閑なので考えもせずにいたというのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...谷から谷へ枝から枝へ飛び移って啼く鳥の心を隠約(いんやく)の裡(うち)に語っている生前彼女がこれを奏でると天鼓も嬉々(きき)として咽喉(のど)を鳴らし声を絞(しぼ)り絃の音色と技を競った...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...わたしの面ばっかりごらんになってはきまりが悪うございます」「いいんや...
中里介山 「大菩薩峠」
...極印屋(ごくいんや)というよい旅籠(はたご)をとって納まった気分というものは...
中里介山 「大菩薩峠」
...其(そ)れ故(ゆゑ)彼等(かれら)は隱約(いんやく)の間(あひだ)に巧妙(かうめう)な手段(しゆだん)を施(ほどこ)さうとして其處(そこ)に工夫(くふう)が凝(こら)されるのである...
長塚節 「土」
...言や宜いんやせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いんや、そればかりじゃない...
火野葦平 「花と龍」
...イイダコが買うてあるわ」「いんや...
火野葦平 「花と龍」
...いんや、日本のどこかにも、ひょっとしたら、あるかも知れん...
火野葦平 「花と龍」
...いんや、譲って欲しい、ちゅうて、……」「ありゃ、それは、惜しいことした...
火野葦平 「花と龍」
...俺は只、時計の代を六十弗(ドル)この女から貰えばいいんだ」「何んなにでもお詫びしますから、御免下さいな、ね、ね」「いんや、不可(いけ)ない...
牧逸馬 「夜汽車」
...滝三 いんや、……その……(と躊躇して、少し離れたところで泥掻きをはじめた百姓の方を振返ってモジモジしている)知っちゃいねえ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...瀧三 いんや、……その……(と躊躇して、少し離れた所で泥掻きをはじめた百姓の方を振返ってモジモジしている)知っちゃいねえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「なんとか御挨拶しねえだか、いんや、さっしゃらねえだかんだ、御挨拶うさっしゃんねえだかよ、杢助、おめえ大先生だっつうでねえか、おめえが大先生の御本尊だっつうでねえか、村じゅうが胆(きも)を潰(つぶ)してひっくら返ってるだによ」杢助は黙っていた...
山本周五郎 「似而非物語」
...江戸から来たことは慥かだと思うんだ」「娘さんは一人で来たのか」「いんや...
山本周五郎 「風流太平記」
...など兵法を用いんやじゃ...
吉川英治 「私本太平記」
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