...婆(ばばあ)が高利貸をしていやしまい...
泉鏡花 「婦系図」
...かついやしくも前途に平生口にする大抱負を有するなら努めて寛闊(かんかつ)なる襟度(きんど)を養わねばならない...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...みずからをもいやしめ...
太宰治 「斜陽」
...」「賤民の増長傲慢(ごうまん)、これで充分との節度を知らぬ、いやしき性よ、ああ、あの貌(かお)、ふためと見られぬ雨蛙...
太宰治 「二十世紀旗手」
...いやしくも有識の士たる以上はぜひともトゥールキン一家と交際を結ばなくてはいかん...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...「あんたはんのこの間おいいやしたこと...
近松秋江 「狂乱」
...苟(いやし)くもこの語を聞く者は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...いやしむべき愚弄である...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...人がいやしくも思想を発表して...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ひどくこんがらがっていやして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...萬葉の滑稽も俳句の滑稽も狂歌狂句の滑稽も苟(いやしく)も滑稽とだにいへば一網に打盡して美術文學の範圍外に投げ出さんとする...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...とにかくやってみねえじゃわからねえと思いやして...
三好十郎 「樹氷」
...こなたの旅人のいやしむやうに記したるありしが...
森鴎外 「文づかひ」
...苟(いやしく)も詩を作りて之を読む者に何の感化を与へずんば是れ蟋蟀(こほろぎ)にだも如(し)かざるなり...
山路愛山 「詩人論」
...これは苟(いやし)くも日本民族の血を享(う)けて日本に籍を置いている以上...
夢野久作 「暗黒公使」
...いやしくも水に窮して...
吉川英治 「新書太閤記」
...ごきげんを伺いやしょうかね」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
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