...一層(いっそう)深山の弱点を抑えて...
海野十三 「赤外線男」
...いっそう声をひくめました...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...いっそう恐ろしく見えたのです...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...いっそう悪い破局が見まうであろうことを...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ためにいっそう官憲の横暴が高まるのであると考えたので...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...またいっそう明証的に私によって知覚せられ得ないということを明瞭に認識するのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...いっそう歓(よろこ)んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...前よりは今の方がいっそうよくそれを楽しめるようになったと言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...が何しろ相手は芸妓稼業の身、商売気はなれた心中立にも、裏には裏があるものやも知れず、あれかこれかと、女の心底を、信じながらも測りかねて、日を重ねているうちに、金にも困るし……或る夜のこと、――男は、凡そ悲壮な限りの顔付をして、いっそのこと、一緒に死んでしまおうかと、淡色のとろりとした液体の小瓶を、女の前に差置いたのである...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...いっそう嵩(こう)じてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...奇妙な性質がいっそう強調されてくる...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...いっそ荒海のはげしいただなかへ身を投げましょうか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...いっそひと思いにこの身も殺してくれといわんばかり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...これまでは懶(ものう)くばかり観じていた世の中が俄かに面白くなり、出逢おうとも思わなかった愉快のために頭まで冴々(さえざえ)とし、いっそのこと、この少女を家に入れて妻にしたらと考えるようになった...
久生十蘭 「湖畔」
...一杯」いっそなにも彼も市が栄えてしまったあとの気軽さで...
正岡容 「寄席」
...もういっそう手ひどいのになると私が喋っている舞台のところへ大きく顔を突き出してきて楽屋のほうを覗き込み...
正岡容 「わが寄席青春録」
...(エンニウス)(b)いっそ「純潔の女神**」の祭においては男の形をしたものすべてがご禁制であったように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この辺でいっそ引越したほうがいいじゃないか」「へえ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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