...ブロムは生来荒々しい騎士道精神をいくぶん持っていたので...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...幾分(いくぶん)ながら同情(どうじやう)を惹(ひ)くに足(た)るものには相違(さうゐ)なかつた...
芥川龍之介 「蜜柑」
...幾分(いくぶん)その辺(へん)の事情(じじょう)には通(つう)じて居(い)るつもりでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...それがいくぶん排泄物のような性格をもっているのは事実であり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彼の豐潤の状態が私にとつていくぶん魅力になつてゐたことも爭はれない...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...こうしていつともなしにいくぶん彼等に同化しつつある私達のうえに...
谷譲次 「踊る地平線」
...あれもこの皺の問題といくぶん連関しているらしく思われるが詳しいことはわからない...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...友人としての津田君の隠れた芸術をいくぶんでも世間に紹介したいという私の動機(プライヴェートモーチヴ)からである...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...もし以上の空想がいくぶん事実に近いということになったとしても...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...僕らはこの暗部にいくぶん光を当てつつあるのかもしれないし...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...まあ幾分(いくぶん)か閑靜(かんせい)だらうと云(い)ふので...
夏目漱石 「門」
...いくぶん詩らしい文学を書こうとすれば...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...いくぶん古めかしくて...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...さういふいくぶんの相違はあるやうでありますが...
堀辰雄 「伊勢物語など」
...私の気持もいくぶん落着いてきた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...いくぶん外が明るくなって来た...
堀辰雄 「菜穂子」
...こうやってファイア・プレェスの前で私がまだいくぶん独身者のように...
堀辰雄 「卜居」
...幾分(いくぶん)其の製作を妨(さまた)げてゐる...
三島霜川 「平民の娘」
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