...負心(ふしん)の人に對する忿(いかり)...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...我に向いて汝の怒(いかり)を増し新手に新手を加えて我を攻め給う」とヨブは神の迫撃(はくげき)盛なるを怨(えん)じ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その綱の一番端に鋼鉄でつくってある錨(いかり)をむすびつけました...
海野十三 「怪塔王」
...船は錨(いかり)を入れた...
海野十三 「恐竜島」
...この私の手の甲にさしずめ錨(いかり)に人魚でもあしらった刺青(ほりもの)でもあると大いに効果的で私も幅がきくんだけれど...
谷譲次 「踊る地平線」
...一名いかりおもと...
種田山頭火 「其中日記」
...理不盡(りふじん)なる怒(いかり)の切先(きっさき)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...港外のモンゴリヤ号は已に錨(いかり)を抜かんとして...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...綱を増した碇(いかり)も引断(ひっき)られてしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...「碇床(いかりどこ)へ行つてみようか」三人は元の道を取つて返して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...怪獣のうなりにも似た轟音(ごうおん)と共に錨(いかり)は投げられた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...手間をかけやがる」舳のむこうづらに垂れさがっている錨綱(いかりづな)をつたってスルスルとのぼって行き...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...怒(いかり)怨(うらむ)べからず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...いかりの肩を弦月の斜めの光りにそびやかして...
牧野信一 「武者窓日記」
...主人(あるじ)の嗔(いかり)に逢(あ)はむ...
森鴎外 「うたかたの記」
...実際花弁のそりかえった様子が少しばかり船の碇(いかり)と似ている...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...憤激(いかり)の余り肩で呼吸をしている呉羽の見幕に辛うじて対抗しながら...
夢野久作 「二重心臓」
...そこのすすけた壁には、漁具、網、法螺の貝、錨(いかり)、等のふつう目なれた物以外に、銛(もり)や鉄砲――海の武器とも呼ぶべきものまでが、雑然と掛けならべてありました...
吉川英治 「江戸三国志」
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