...またいかめしく響き渡って...
芥川龍之介 「邪宗門」
...いかめしく嚇(おど)しつけるのです...
芥川龍之介 「杜子春」
...大礼服を着ていかめしく構えた父の写真の引き延ばしとがあるばかりだった...
有島武郎 「親子」
...いかめしく猛り立つもののやうでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...などといかめしく言い...
太宰治 「新釈諸国噺」
...・芽ぶかうとする柿の老木のいかめしく・芽ぐむ梨の...
種田山頭火 「其中日記」
...トロイアと 340アカイア勢のたゞ中に二人の武將いかめしく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...私を出迎(でむかえ)に来た末の弟が制服の金ボタンいかめしく坐りました...
永井荷風 「監獄署の裏」
...仍下知如件(よつてげちすることくだんのごとし)奉行と認(したゝ)めた檜(ひのき)の高礼がいかめしく樹(た)てられてゐた頃の事である...
長與善郎 「青銅の基督」
...その日の春一の顔は何だかひどくいかめしく見えました...
浜尾四郎 「死者の権利」
...これはいかめしく印刷してあった...
火野葦平 「花と龍」
...私が中学生だった大正中世にも根津あたりの町角で白地へ三葉葵の定紋いかめしく黄金(きん)色に印刷した一枚看板のポスターがひるがえっていたことを...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...或は歌はいかめしく眞面目なる事をのみ詠むものと思ひて滑稽(萬葉第十六の如き)の歌を知らざるが如きは量見の狹き事なり...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...なんだってこんなにいかめしく封をしたんでしょう?」メグは...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...まず大きな牡猴がいかめしく緩歩し老若の大群随い行くに...
南方熊楠 「十二支考」
...この国の先王がいかめしく立てたので霊神警衛し聖賢遊息した...
南方熊楠 「十二支考」
...たとえ塀はどんなに高くていかめしくても...
宮本百合子 「犬三態」
...また書などにはいかめしく...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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