...凡(すべ)て村の中で起ったいかがわしい出来事は一つ残らず仁右衛門になすりつけられた...
有島武郎 「カインの末裔」
...彼は種々のいかがわしい薬に高い値段を払い...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...往来をぶらぶらするいかがわしい淑女達でも二十歳前に生んだ子供を一人ぐらいは持っているのがおおい...
大杉栄 「日本脱出記」
...あるいかがわしい場処へ...
田中英光 「オリンポスの果実」
...時々いかがわしい方面へ出かけていって...
豊島与志雄 「或る素描」
...研究と申すほどの大袈裟(おおげさ)な文字はいかがわしいが...
夏目漱石 「創作家の態度」
...のみならず時々はいかがわしい状態をするかもしれない...
夏目漱石 「創作家の態度」
...床にはいかがわしい墨画(すみえ)の梅が...
夏目漱石 「門」
...メアリの父がいかがわしいパリの株屋と親しくしていたからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...産婆のいかがわしい生活の一こま...
宮本百合子 「「愛怨峡」における映画的表現の問題」
...当時文学とよばれる分野に入りこんできたいかがわしい出版物について注意を喚起している...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」
...俺もいかがわしい人間だ...
三好十郎 「冒した者」
...どこの村かね?」スミ「へえ……」旅商人「こんな歌知つてゐるかね? へへ……」少しいかがわしい流行歌を唄ふ...
三好十郎 「おスミの持参金」
...床の間にはいかがわしい文晁(ぶんちょう)の大幅(たいふく)が掛けてある...
森鴎外 「鼠坂」
...いかがわしい新地などをつくらせるより...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...いかがわしい者もいるようであった...
山本周五郎 「花も刀も」
...いかがわしい人間との往来は慎むがよい...
山本周五郎 「山彦乙女」
...いかがわしい飲食店や白粉(おしろい)の女が急激にふえているが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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