...あわや身の上ぞと見る眼危(あやう)き...
泉鏡花 「海城発電」
...あわや狼藉(ろうぜき)というところへ飛び出したのが僕だった...
海野十三 「恐しき通夜」
...銀座の阿波屋(あわや)の包紙に包んである箱を取り出したが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あわや小便をたれそうにしたので...
谷崎潤一郎 「少年」
...タイガーがふりかえつてあわや逃げようとした瞬間に...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...あわや混乱かと思えた空気であった...
中井正一 「国立国会図書館」
...このとき赫(かっ)としてあわや火蓋(ひぶた)を切ろうとしたのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...「誰?」あわや戸を立てきって...
中里介山 「大菩薩峠」
...あわや底も知れぬ空井戸の中へ落込み相になります...
野村胡堂 「古城の真昼」
...あわやと思う間に男女共一緒に跳ねとばされたが...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...副事業として写真もやっておりますがね、せいぜい五米ぐらいの岩へぶらさがって、「おい、これで写真を一枚」とおっしゃれば、そこは手前の写真術で、五十米も切り立った岩壁へぶらさがって、あわや、危機一髪! てな工合に写して差しあげるんです「モン・ブランの絶頂を一枚たのむ」とご下命がありますとネ、こいつをラ・コートの小山の頂きへ持って行って、下から仰げば、これが(モン・ブランの絶頂でパイプを喫(す)う図)ってのになるわけですヨ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...あわや泣き出しそうに萎(しお)れるのであった...
牧野信一 「鬼涙村」
...私はあわや窒息しかけているのだ...
山川方夫 「愛のごとく」
...あわや鍔競(つばぜ)り――双方必死の足技(あしわざ)を試みつつ...
吉川英治 「剣難女難」
...「小僧(こぞう)ッ――」と追い討(う)ちにのびた蔦之助の烈剣(れっけん)に、あわや、竹童まッ二つになったかと見れば、切(き)ッ先(さき)三寸(ずん)のところから一躍(やく)して四、五間(けん)も先へとびのいた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あわや一百棒をかぞえだそうとした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あわや危ういかとさえ思われた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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