...三十四――この破屋(あばらや)へ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...そのひょうしに、ローソクのほのおがゆれて、金色のどくろや、あばら骨が、キラキラと光りました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...宮殿の蛇腹をしあげる石工は夜になると小舎(ウィッグワム)にも劣るあばら家に帰るのであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...みぞおちから肋骨(あばら)の辺を堅く緊(し)め附けている丸帯と...
谷崎潤一郎 「秘密」
...しばしば破屋(あばらや)に立ち寄ったりしながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...八隠(かくれ)ヶ岡(おか)(尾上山(おべやま))に近い荒家(あばらや)の中で...
中里介山 「大菩薩峠」
...向うに二軒の茅屋(あばらや)が見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...拇指(おやゆび)を肋(あばら)の所で背負帶に挾んで兩肘を張つてうつむきながらそろそろと歩く...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...こんな破屋(あばらや)でも泊る事が出来るんだったと...
夏目漱石 「坑夫」
...郊外の破屋(あばらや)に棲んでゐるのであった...
原民喜 「難船」
...お上の縄にかけられて竹槍(やり)に肋(あばら)を縫わるる前...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...『内宮氏経日次記』には「阿婆羅気(あばらけ)や...
南方熊楠 「十二支考」
...罪人をその腰とあばらとの間...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...物置小舎になっている廃屋(あばらや)があります...
夢野久作 「少女地獄」
...ペンペン草が蓬々(ぼうぼう)と生えている廃屋(あばらや)の中に...
夢野久作 「衝突心理」
...肋骨(あばらぼね)が疼(うず)き出す程の...
夢野久作 「一足お先に」
...かれの肋骨(あばら)の下を見舞(みま)った...
吉川英治 「神州天馬侠」
...茅屋(あばらや)の垣にかけて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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