...』私(わたくし)としてはただそれ位(ぐらい)のあっさりした心持(こころもち)で出掛(でか)けたまでのことでございました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...それもあっさり断られてしまった...
海野十三 「蠅男」
...金原はあっさりひきうけてくれた...
高見順 「いやな感じ」
...ぼくは池田や自分の政治的な理想にあっさり...
田中英光 「さようなら」
...橋寺が多忙らしいのを察して貞之助もあっさり切り上げるようにしたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あっさり彼女の希望を入れて納得してしまえば一番よかった...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...あっさり拒絶できなかった...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...あっさりしていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...それで、あっさりと、それだけが頭脳にうつっただけで、やがて階(きざはし)を下って、土間から楽屋の方へと進んで行くと、楽屋の入口でやかましい人の声...
中里介山 「大菩薩峠」
...あっさりと退散してしまった...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...爾今(じこん)あなたの命名法を使いましょう」とあっさり降参してしまった...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...問題は全部あっさり片付いたわけである...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...ハネて芳蘭亭へ支那食、あっさり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私はその手紙についてほんのあっさりと揶揄(からか)われたきりだった...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...オレンジはハロインの色ですし,この黄色はイースターの色ですから使ってはいけません”とあっさりやり直しを命じました...
間所紗織 「“青い顔”」
...あっさりとただ支那服に著換えただけらしい文麿公夫人が悧発そうなまた無邪気な視線で...
宮本百合子 「仮装の妙味」
...朝日新聞時代に毎日書く原稿が一字一句も訂正しないで例の名文をあっさり書き流すほどの才筆...
山本笑月 「明治世相百話」
...明け渡すにも、あっさりと、きれいであったが、取り返すにも、左の掌の物を右の掌へ移すぐらいな容易(たやす)さに思われた...
吉川英治 「新書太閤記」
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