...からだじゅうの血の気が失せるほどあさましいことに思わないではいられなかった...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...赤や緑のあさましい色ガラスをはめこんだ窓から...
高見順 「いやな感じ」
...あさましい助平面をして歩いているのが...
高見順 「いやな感じ」
...あさましい馬か狼(おおかみ)がよだれを流して荒れ狂ってるみたいな...
太宰治 「女類」
...あのあさましい自分の喚(わめ)き声である...
太宰治 「惜別」
...そんなあさましい恰好を...
太宰治 「火の鳥」
...直助は己のあさましい心を悔(く)いながら死んでいった...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...恐ろしいあさましい悪夢に襲はれた...
種田山頭火 「其中日記」
...然(さ)うと知(し)った時(とき)はもう晩蒔(おそまき)! あさましい因果(いんぐわ)な戀(こひ)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...そういうあさましい職業の内幕に通じていなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...娘がそれをあさましいことに思って...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなあさましい身と成り果てた今でも...
中島敦 「山月記」
...あさましいなどという言葉では言い足りない悪感(おかん)を源氏は覚えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...(オウィディウス)と歌ったあの哀れなあさましい詩人にゆだねる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...世の中に貪食(どんしょく)で身を亡(ほろ)ぼすほどあさましいことはない...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...あさましいなどといって...
吉川英治 「私本太平記」
...この餓鬼(がき)六道(どう)のあさましい住家(すみか)から...
吉川英治 「私本太平記」
...あさましい食糧争奪に破れ傷ついた心にとって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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